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渡瀬さんの遺作ドラマ「そして誰もいなくなった 二夜」のあらすじ(ネタバレ)犯人はあの人!

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渡瀬恒彦さんの遺作となってしまった、アガサクリスティのミステリー小説原作のドラマ『そして誰もいなくなった』。今作は、視聴率15.7パーセントで評価も高かったようです。今回はそんな「そして誰もいなくなった」の第二夜の解決編のネタバレを紹介します。

 

 

 

 スペシャルドラマ「そして誰もいなくなった」二夜のあらすじ

有名な 自然事業家の七尾審に招かれて『自然の島のホテル』に8人の招待客と2人の執事とメイドが招かれた。

しかし、その招待の内容は、『10人の兵隊の唄』をもじって1人づつ殺されていくというもの。招待を受けた3日後の1月17日には、すでに6人が殺されてしまい、残りは4人となり、さらにそのうちの一人は行方不明となった。

4日目の1月18日朝、

雨が止み、鏡を使ってSOSを送り続ける3人。その後久間部が間食をとりに館に戻るも、40分立っても姿をみせない。久間部は、道中で他殺体となって発見される。

『三人の小さな兵隊さん
力自慢がはっけよい
クマさんに負けて 二人になった』


・・・8番目の歌になぞらえて、部屋にあったクマの置物で撲殺されていた。

やはり犯人は医者なのか・・・。


そんな矢先、浜辺で溺死体となった神波の変わり果てた姿を発見する。

『四人の小さな兵隊さん
魚釣り好きが海に出て
波にどんぶら 三人になった』
・・・彼女は歌になぞらえ殺されていた。

残されたのは2人。
ケンを疑う白峰は、怖いと抱きついた隙にケンから銃を奪い取る。そしてケン石動を射殺した。

『二人の小さな兵隊さん
いたずら坊主が焚き火して
火種がはぜて 一人になった』

歌の通りたった一人になった白峰。
それにあわせて食堂の兵隊も一つになっていた。

部屋に戻る白峰。
だが自室の天井からは、いつのまにか自殺用のロープが吊り下げられていた。

過去、白峰には金欠のために結婚を渋っていた恋人がいた。そして遺産相続人だった教え子をわざと水深の深いプールで泳がせて、死なせた・・・全ては恋人のためだった。

幻の恋人が白峰を責める。
なぜ殺したと。

罪を贖うように、
ロープを首にかける白峰。

『一人の小さな兵隊さん
最後のひとりが首吊って、
とうとうお山はだぁれもいない・・・』

だが誰もいなくなったはずの館で、何者かが白峰の乗った椅子を蹴飛ばし、

白峰は絞殺された。

 

5日目の1月19日

朝、ドローンが4日分の新聞を配達。その日の夜、船で迎えにきた乗員から警察に通報があった。彼曰く、孤島で5日間生活するというテレビの企画で客たちを運んだが、今日になって弁護人から企画の中止と救助の連絡がきた。しかし、島には人気が全く無いと・・・。

その翌日の1月20日、警察が遺体を発見し事件が発覚。

その翌日の1月21日の相国寺刑事(沢村一樹)と、その部下・多々良伴平(荒川良々)による、本格的な調査が始まった。

 

分かったこと

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・食堂で厳重なガラスケースの中に保管されていた兵隊の人形。とてもつもなく頑丈で成人男性3人がかりでもケースを持ち上げることが出来ないのに、なぜか殺人が起こるたびに一つずつ減っていたが、ちょっとした電気仕掛けで開ける事が可能だった。

・拳銃は植木に落ちていた。判事の部屋の窓から投げこまれたものだと思われる。

・判事の部屋の暖炉から燃やされた新聞記事の切れ端が発見。日付は1月19日。また、判事の死体が一番腐敗が進んでいる。

・館中からは隠しカメラが65個発見。しかし、目印に茶色いリボンをつけてわざと目立たせている。

 

犯人の正体は?

犯人は6番目に殺された渡瀬さん演じる元判事の磐村兵庫でした。

一人でやったのではなく、医者の神波を共犯にし、『犯人はケンであり、彼を出しぬくために自殺を偽装するのを手伝ってほしい』と嘘をついて自身が6番目に死んだように見せかけた。その後、磐村は神波を殺害。自分が『死者』となったことを利用して、久間部を殺害。自殺しようとしていた白峰にトドメを刺した。

そして、最後に、自身は拳銃を使ってあるトリックを使って自殺した。

磐村の遺体発見時、
遺体にはシーツがかぶさっていたが、シーツには拳銃の痕はなく、さらに磐村の遺体の腐敗の進行がどの遺体よりも早く、10人中最後に自殺したとは思い難い。

種は、車椅子の頭上に落ちるよう天井に蠟でシーツを貼り付けておき、拳銃と重石を紐でつなぎ、重石を窓の外へ落とし、自殺後拳銃が窓から落ちるように細工をした。(紐は昆布で作っておいたので、落下後に島のネズミが食べてしまった)

そしてその後、薪で火を焚いておいたことにより蠟は溶け、シーツは自然と死体の真上に落ちる。そして部屋の熱で、判事の死体だけ腐敗が先行したのだ・・・。

その真相にたどり着いた刑事が、もう一つの映像が発見する。

犯人の磐村が自殺したシーンと、1月10日(犯行が行われる5日前)に自身の独白映像が入ったビデオが発見される。

 

元判事・磐村の独白

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『幼い頃から正義感の強い善なる性質と、殺人を好む残虐な性質・・・相反する性格を持っていた磐村。以前は残虐な性質は抑えられていたが、年と共に抑えることができなくなった。さらに、判事として罪人を追い詰めることに喜びを感じるようになっていたという。そして末期ガンに侵されていた磐村は、自分が死ぬ前に、自分の手で人を殺したいという願望を叶えることにした。

自分の影役として前科者を雇い、井伊弁吾という名を与え全ての準備を整えた。用済みとなった後は彼は殺し自宅の庭に埋めた・・・。

10人の殺し方や順番など、全ての罪の告白を、謎を解いたものにだけ見れるビデオメッセージに託す。これは芸術だ。』

 

という磐村の映像メッセージを受け取った相国寺は、犯罪は芸術じゃないと呟き、島を後にした・・・。

 

感想

渡瀬さんの遺作となった今作。主演は仲間ゆきえさんとなっていますが、本当の主演は渡瀬さんでしょう。

最後の鬼気迫るような独白の演技などは、自身の運命とも重なっているように見え、鳥肌ものでした。

自分でこの犯人役を勝って出たという渡瀬さん。この作品が最後になると分かっていたのかもしれないと思うと、最後まで俳優人生を全うした本物の俳優なのかもしれません。